逆転裁判
今更だが、僕は逆転裁判シリーズが大好きだ。
ファミコン時代から今まで、
アドベンチャーゲームはいろいろとやってはきたが
その中でも、逆転裁判シリーズはトップクラスに面白いと思っている。
まず、裁判で証言の矛盾を探し、嘘を暴くというゲームシステム、
個性的なキャラクターたち、魅力的なイラスト、
携帯ゲーム機だからできたことかもしれないが、
こういう小粒でも挑戦的なゲームが今後も多く出てきて欲しいと思う。
んで、このゲームで裁判というものに興味を持ち、
裁判を題材にした漫画も読んでみた。
それが、コミックバンチで連載されていた
「裁判長!ここは懲役4年でどうすか」
という漫画。
主人公は裁判長でも弁護士でも検察でも被害者でも被告でもなく、ただの傍聴人。
裁判の傍聴を通じて、
様々な事件の悲喜こもごもを描いた作品だ。
傍聴人という、若干引いた立場から事件を眺めるという、その描き方が面白い。
んで、それに感化されてついに、
僕自身も実際の裁判を傍聴しに行ってみた。
他人の人生の、かなり深刻な部分を覗き見するわけで、
あまりいい趣味とは言えないような気もするが、
いつ自分が、裁判という舞台に上がらないとも限らない。
今回裁判の傍聴に行ってみて、
いろいろと考えることもあり、貴重な経験になったのは確かだ。
ブログについて
僕は実はここ以外でもいくつかブログを持っているのだが、
ここはいわゆるオフィシャルなブログで、
リアルでの友人たちもたいてい知っているブログとなっている。
あとは誰にも知らせていないブログや、完全趣味のブログなんかもやっていて
どこも月に1,2度の更新になっている。
ちなみにtwitterは使い方がよく分からないのでやっていない><
色々なブログを使って分かったことは、
他のブログも色々機能があって面白いなーということだ。
時期を見てHPをガラっとリニューアルしたいと思っているが
そのタイミングでブログも変えるかもしれない。
最近ちょっと時間ができて
自分の作業ができるようになったのが嬉しい限りだ
続PHP
しばらく前からPHPにハマっているが
なかなか飽きない。超面白い。
仕事もプライベートもやりたいことはたくさんあるのに
ウーン、時間がない(;´Д`)
今作ってるサイトはゲームとは全然関係ないサイトなので
ここでは多分公開しないと思うが
サイトを作っていると楽しいのであります\(^o^)/
関係ないが・・・
google日本語入力を使い始めてから、
顔文字が簡単に表示できるので、ついつい顔文字を使ってしまうw
楽しい(ΦωΦ)
項羽と劉邦
司馬遼太郎「項羽と劉邦」読了。
面白かった。
主人公の一人、劉邦は、中国・前漢を建国した、
いわゆる高祖として知られている。
まぁ、歴史に疎い私は漢も高祖も劉邦も
全然知らなかいまま読み始めたのだが、
とにかく歴史に名を残す大人物であったようだ。
読み始める前にあらすじを調べたところ、
劉邦のライバル、項羽は、戦争では劉邦に連戦連勝。
逆に劉邦は項羽に全く手も足も出ず負け続けるが
その人柄を慕ってたくさんの仲間が集まり、
最後の最後で項羽に勝利する、という話のようだった。
三国志についてはそこそこの知識があったので、
あぁ、劉邦とは三国志でいう劉備玄徳のポジションだな・・・と
予想して読み始めたのであるが
その予想は、全くの大外れであった。
劉邦は、劉備玄徳とは全く違ったタイプのキャラクターであった。
まぁ、詳しい人物像は実際に読んでもらえれば分かるのだが
性格は粗野で横暴、意気地なし、
そんなマイナス面の強調された人物として描かれていた。
そんな彼に、なぜ多くの仲間が集まってきたのか?
そこがこの小説の面白いところでもある。
少なくともそのあたりの理由は、かなりの説得力を持って
描かれていたように思う。
しかし、こういう小説ではいつものことなのだが、
やはり自分は、負けた側の方に強く感情移入してしまう。
この話では、劉邦とともに、項羽の方もやはりかなり詳しく
その性格が描写されているのだが
むしろ項羽の人柄の方に惹きつけられてしまった。
性格は、残虐。愛憎の感情が激しく、
味方には深い愛情を示すが、敵に対しては
たとえ女子供といえども容赦はしない・・・。
まさしく悪のリーダーといった描かれ方であり、
もし自分が彼ら二人のうちどちらかの部下になるのなら
間違いなく劉邦の方を選ぶと思う。
しかしそんな項羽が、最後、劉邦に敗れるところでは
やはり、儚さ・切なさのようなものを感じてしまうのだった。
そして言うまでもなく、
この小説は単純な勧善懲悪ものではない。
劉邦は必ずしも善ではなく、欠点のないリーダーでもなく、
項羽も必ずしも悪ではない。
その二人の生き方の対比、陰影にこそ
この小説のテーマが隠されているのだと思う。